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漂うレトロ感がオシャレ!今注目される“活版印刷”のススメ
- 2017/10/3
- 印刷加工別 TOPICS, 箔押し・活版
活版印刷とは
ハンコや木版刷りなどと同様に凹凸した版を利用して印刷する、とてもシンプルな印刷技術です。
印刷される部分が一段高くなっていて、その部分にインクをつけ、紙を乗せて上から圧力(プレス)をかけて紙にインクを転写することで印刷されます。
1970年代後半からタイプ、ワープロ、PCの登場により、徐々に衰退していきましたが、最近では活版印刷独特の凹凸感や手触り・風合いがアーティストの方に見直されはじめています。
また現在では樹脂版の登場により簡易な絵柄なども表現できるようになり、より幅広く表現できるようになりました。
特徴
独特の風合いを表現
活版印刷の大きな特長は、凸版が紙に押し付けられることで生じる、文字や線の力強さ、わずかなインキ溜まりや擦れの風合いです。
1枚1枚違った仕上り
活版印刷は基本的に1枚ずつ印刷します。その都度、版につくインクの量やプレスの力加減が変わるために全て異なる出来上がりになります。
厚みのある用紙・特殊な用紙への印刷も可能。
プレスして印刷するため、オフセット印刷やオンデマンドでは印刷しにくい厚みのある用紙や特殊な用紙にも印刷が可能です。
※用紙によっては活版印刷に向かない(できない)用紙もあります。
よく使われるもの
名刺や結婚式の招待状など、1枚1枚に気持ちを込めたい時にその気持ちを表現する手法の一つとして使われる機会が増えています。
デメリット
- 時間(手間)がかかる
- お金がかかる
- サイズに規制があることが多い
- 1枚1枚全く同じものは作れない
- 空気をよく含んだ用紙には印刷できない