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どうやって写ってる?
-複写伝票の仕組み-
- 2019/12/19
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領収書や納品書などでよく使われている複写伝票ですが、どうやって写っているのか不思議に思ったことはありませんか?今回は、複写伝票の仕組みについて書いていこうと思います。
複写伝票とは
複写伝票とは、一般的に1枚目に書くと下に重なっているものに複写される形状の伝票のことです。1枚ずつに記入する手間を一度で済ませられるというメリットがあります。その特性を生かして、納品書や領収書、配送伝票など、幅広く使用されています。
複写方法には大まかに分けて2種あります。1つ目は「ノーカーボン用紙」を使用する方法です。最近は、このノーカーボン用紙がよく使用されます。2つ目は、「カーボン印刷」と言われる、カーボン(炭素)とカーボン紙と呼ばれる専用の用紙を使用した複写方法です。
ノーカーボン用紙による複写
ノーカーボン用紙には、上用紙・中用紙・下用紙の3種類があります。それぞれの用紙の表裏に反応液が入った微細なカプセルが無数についており、筆圧でこのカプセルが破れ、下の用紙に塗られている薬に反応して色が出ます。
ノーカーボン紙の発色剤の関係上、直射日光や、アルコールや水に濡らしてしまうと発色剤が薄まってしまい、発色不良や複写した文字などが消えてしまう可能性があります。発送伝票などの長期保管や雨などで濡れる可能性があるものは、次のカーボン印刷がおすすめです。
カーボン印刷による複写
カーボン紙の裏面にあらかじめカーボンインキを印刷しておき、筆圧によって複写する方法です。ノーカーボン用紙に比べ濃く写ること、濡れた時でもインキが落ちづらい等の耐久性面で配送伝票や金融機関等で使用されます。
ただ、ノーカーボン用紙の複写伝票よりもコストが高いです。また、現在ではノーカーボンでの印刷が主流のため、カーボン印刷ができる印刷会社が少なくなってきています。
ご使用目的に合わせて、コスト削減の仕様もご提案いたしますのでぜひご相談ください。