【印刷物ミス&クレームあるある】
後の祭にならないかも。 こんなはずじゃなかった〜(泣)
特殊用紙印刷の失敗例

デザイン以外でもインパクトを残したい時に使われる特殊紙。
色んな凹凸のある紙や手触りの違い、色のある物や光を反射させる物など様々ありますよね。
名刺や会社案内、パンフレットの表紙などなど、「他にはない個性的な物が作りたーい!」って時に使う事が多いですが、意外に失敗も多い事も知っておくと、いざ使いたい時に『うわ〜、こんなはずじゃなかったのに。』といった事にならないかもしれませんね。
今回はそんな事が起こらないように事前に知っておきたい失敗例をいくつか紹介させていただきます。

インクのり

風合いが味の特殊紙は、普通紙と違い表面がざらっとして凹凸の多い物なども多いです。
手触りの質感の良さから、ベタ印刷の抜き文字による名刺などを特殊紙でお願いしたい…という要望も多いのですが、実はその凹凸が失敗の元だったりします。
印刷機によっては凹凸のせいでインクののりが悪くベタがまだらになってしまうミスも多くあり、特に枚数が少ないので「今回はオンデマンドを使おう」とした時よく見られる失敗の一つです。
使いたい特殊紙と発注先の印刷会社さんの機械との相性もあるので、デザイン段階で一度相談してみてもいいかもしれません。

表面加工

凹凸している紙の場合、PPなどの表面加工でも失敗が見られる事があります。
「こんなエンボスでマットな質感あったらいいな〜」という事でマットPPしようとなるかもしれません。
しかしニスのように吹き付ける加工でなくPPなどのフィルム加工をする場合、間に空気が入ってしまい、気泡が残ってしまう場合があります。
向いてる向いてないがあるのでこちらも発注前に印刷会社さんに相談してみましょう。
ニスや他の加工が向いてるかもしれませんよ。
また凹凸の強い紙に箔押しすると紙の目を十分につぶしきれない為に鏡面光沢が得られず、つやが消えてしまう場合や、他には毛羽立った紙に箔押しすると、箔がくずれてしまう可能性もありますので注意が必要です。

紙のソリ

あれなんか湾曲してない?って名刺やカード見かけませんか?
通常片側だけに表面加工するとよく見られる失敗なんですが、特殊紙の普通印刷でも起こりうる事例です。
オフセットでは少ないですが、特に厚めで柔らかい紙にオンデマンド印刷した時に見られる事があります。
インクがトナータイプのオンデマンドの場合、印刷方法は粉を熱で溶かして紙に付着させる為、温めた時の癖が紙に残ってしまう事があり、起こる事例です。
両面印刷の片面にベタが多い時など片側だけに熱の負荷がかかり、癖がついてしまって起こることがあるようです。
特殊な事例ですし、あまり意識する事もないかもしれませんが、名刺など会社の顔になるアイテムには起こって欲しくないミスですよね。
どこかに頭の隅に置いておくと防げるかもしれません。

以上、今回は3つの例をあげました。いつもと違う環境で行う印刷には不測の事態も起きやすいので、いざという時には前もって印刷会社に相談して見てください。
当サイトでもご相談受けつけておりますので、お気軽にどうぞ〜!

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