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意外と知らない!?ニス加工
- 2020/3/3
- 表面加工(PP・パウチ等), 印刷加工別 TOPICS
今回は表面加工の中で、最もよく使われているのにPP加工やパウチ加工と比べて、意外と知られてないニス加工についてご紹介します。
用途によっては使い易く、また安価にできる加工なので是非知っておいてください。
ニス加工は表面加工の1種です。主な用途としては高級感を出したいときや強度を上げたいとき、また色落ちを防ぐために使います。 使用目的はPP加工やパウチ加工と非常に似ています。
ではPP加工やパウチ加工との違いはなんでしょうか。
先の二つはフィルムを貼る加工ですが、ニス加工は印刷なんです。
通常の印刷をした後、透明のインクをのせることで、表面を保護する膜を拭きつけるイメージですね。
メリットとしては
PP加工やパウチ加工より安価に早く、表面加工が出来ることです。
印刷の工程に含まれるので加工日数はダントツに早いです。
デメリットとしては
あくまでもインクなのでPP加工やパウチ加工のような張りは出ません。またP加工Pやパウチ加工と比べると強度や色落ちの精度も低いです。
ですので、短納期の場合やそこまでお金をかけれない印刷物などには最適です。
また最近ではニスを使った面白い加工も出てきてます。
その一つに擬似エンボスがあります。
2種類の性質が異なるニスを使用した印刷手法で、ざらざらした質感のニスと、ツヤのあるニスを使い、インクがのる部分とのらない部分とで分けて印刷することで、立体感のある凹凸や高級感のある光沢などを再現する手法です。
通常のフィルムを使ったエンボス加工よりも安価に加工できるため、トレーディングカードなどでよく見る加工です。
用途によって、他の表面加工と賢く使い分けましょう!!