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自由な形に仕上げる”カットアウト”の方法(トムソン・マシーン)
- 2017/5/22
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カットアウトとは
ポスターやチラシなど四角い印刷物は四辺を断裁で仕上げます。それに対して自由な形に印刷物をカットする事をカットアウトと呼びます。
カットアウトの方法
主に2つの方法があります。
小ロットと大ロットで主に手法が変わってきます。
- 小ロット:カッティングマシーンでのカットアウト
- 大ロット:トムソン(ビク)抜きでのカットアウト
それぞれの方法によって利点と欠点が異なりますので、下記にまとめました。ぜひ参考にして下さい。
カッティングマシーン
カットアウト専用の機器。オンデマンド小ロットで一般的にカットアウトに使われる方法です。
〈利点〉
手切り同様にカット用の歯型がいらず固定費がかからない為、小ロットの場合は安価です。また機械の為使用しているカット歯によっては厚紙・パネルや固い紙でも問題なくカットが可能で形のズレも個体差が出にくいです。
〈欠点〉
サイズに制限がある為、あまりに大きなものは切れません。
トムソン(ビク)抜き
トムソン型(木型)を用いて、素材を打ち抜く(プレス)加工です。
トムソン型とは、ベースであるベニヤ板や樹脂板にレーザーで溝加工を施し、その溝と同じ形状に曲げた鋼の刃物(トムソン刃)を埋め込んだ型です。
〈利点〉
木型の固定費はかかりますが生産性が高く、大ロットの場合価格メリットがとても高く作業時間も短いです。
〈欠点〉
固定費と作業代がかかる為に小ロットには向かず、型の関係であまりに細かいカットは出来ません。