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オフセット印刷とオンデマンド印刷、賢く選んでコスト&納期をコントロール!
- 2017/4/5
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印刷会社に印刷を頼む時よく耳にする言葉「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」。あなたはその違いをはっきりとわかりますか?
オフセット印刷
現在の印刷業界では支流となる印刷方法がオフセット印刷です。オフセット印刷は平版印刷の1種で、版と紙が直接触れないのが特徴です。
版に付けられたインキを、一度ゴムブランケットなどの中間転写体に転写(offset)した後に、紙などの被印刷体に印刷するのでオフセット印刷と呼ばれています。
また非常に鮮明な印刷が可能で、版が直接紙に触れないことから胴の磨耗も少なく、大量印刷に適しています。
オンデマンド印刷
印刷業界でも小ロット印刷では支流となって来た印刷方法です。オンデマンド印刷はダイレクト印刷とも呼ばれており、版を使用せずパソコンからデータをプリンタに送り直接印刷する方法です。
この方法だと版の作成が必要なくデジタルデータを直接出力するので、小ロットの印刷ではオフセット印刷に比べ単価が安くなります。 また刷版をする必要がない為に短納期で制作が可能になります。ただし、オンデマンド印刷の品質は年々向上しておりますが、オフセット印刷と比べると若干劣ります。また 非常に細かいディティールを必要とする印刷や微妙な色合いの再現を必要とする場合、 オフセット印刷のほうが緻密でシャープな印刷が可能になります。 これに比べオンデマンド印刷では、用紙の種類などによっては網点の精細度が落ち、諧調などもうまく表現できない場合があります。
上記にそれぞれの特徴を書きましたが、こちらを踏まえ上手に使い分けることで、品質は勿論ですがコストや納期をコントロールしましょう。